頼らない子育て

人と違うを楽しむ×子育て

告白

母になって15年。
子育ては楽しいときばかりではありません。
ダメな母の日も、頑張った母の日も、母を投げ出したくなった日もあります。

最近は息子の体のことを心配したり、受験のことで一緒に悩んだりはしていますが、穏やかに過ごせる日が多くなりました。息子も成長しているし、同時にわたしも母として成長してきています(たぶん💦)。

息子が産まれてから、ずっと穏やかに過ごせているわけではありません。
特に何度かあった〝子育て低迷期〟には一人で頭を抱えていたように感じます。

わたしにとっての子育て低迷期第1期は良く言われる〝魔の2歳〟なのですが、この時の悩み、たぶん他の人とは違いました。同じ思いの方がいたら嬉しいな・・。
魔の2歳は何でも「イヤイヤ」の第1次反抗期をさすことがことが多いと思うのですが、息子の場合「イヤイヤ」はあったものの、そんなに大変ではありませんでした。
大変だったのは、極度の人見知りと泣き虫。息子が産まれたころが、主人にとって仕事が1番忙しかった時期だったので、主人に懐くこともあまりなく、家の中でさえ「ママ、ママ💦」な毎日でした。
社会性をつけさせようと、毎日のように子育て支援センターや公園に出かけても、わたしにピタっと貼りついて離れない。家にいても、外に出てもずっとくっついている。今思いだせば可愛いし、一時のことなのですが、その時のわたしはモヤモヤしていました。
〝どの子も楽しそうに遊んでる。友だちとおもちゃの貸し借りまで出来るのね。どうしてうちの子はこうなのかしら・・。〟
滑り台をしたくて階段に登ろうとするけれど、誰かが後ろから来ると登れずにずっと譲ってる。譲ってるというより、自分が登るタイミングをつかめないで困ってる。
この子は社会なのかで生きていけるのだろうか・・と壮大な悩みにまでふくれました。

泣き虫は子どもなのですから仕方ないのですが、泣く理由が意味わからない。「そろそろご飯だから、おもちゃを片づけしよう。」と言った言葉で泣く。「お母さん、ご飯の支度をするから、ちょっと待っててね。」で泣く。生後半年で始まった人見知りと後追いが2歳になっても続いてる。疲れる・・。
そして、泣き始まると長いのです。気持ちの切り替えが下手でした。よしよしと気持ちに寄り添っていると、いつまでも泣きます。かといって、少し距離をおこうと突き放しても泣きます。あ~~~、どうすればいいのだ!💦

育児の悩みを誰かに話そうにも、両親も義父母も「こんなにおとなしくて、いい子はいないね~。」と言います。周囲のまま友は、わが子が走り回る、友だちに手を出すなど多動のほうで悩んでいる方が多く、うちの子の悩みなどちっぽけに感じている・・。
主人は仕事のほうが大変なピークで、鬱状態に入っていました。あちこちの病院に通い、薬を飲みながら、毎日帰宅は夜の11時過ぎ・・・・言えません。

狭い個室に息子と2人で閉じ込められているような気分になる日もありました。
息子の泣き顔にイライラして、手をあげてしまいたくなる日も・・。

昔の子育てでは多かったかもしれませんが、わたしは子ども時代ゲンコツをされて育ってきました。
食べているときに、食べ方が悪かったり、テレビをボーッと見ていると箸の柄が飛んでくることもしょっちゅうでした。
父も母も厳しく、子ども時代のことを思い出すと叱られている・・というより怒られていることばかりが思い出されます。
父と母にももちろん愛情はありました。ただ愛情の表現が下手だったのだ、と思えるようになったのは、ごく最近のことです。親に色々な面で押さえつけられている、と感じていました。

おこづかいのこともそうですが、自分が嫌だと感じたことは息子には同じ思いをさせたくない・・と強い思いを持って子育てしています。
でも、息子にゲンコツをしようとしている自分のグーの手を見て、唖然としました。

「わたしも同じことをするの?」
グーの手をそうっと降ろしたら、涙が出そうになりました。

その頃住んでいた借家は小さい平屋でした。
ふすまで仕切られた部屋は2部屋。
息子が泣いて、イライラしたときには、息子を隣の部屋に移して、ふすま越しに泣き終わるのを待つことにしました。
危険のないように、ふすま越しに息子の動きや声を聞きながら・・・。

わたしがゲンコツをしないで済むために。色々なご意見があると思います。

はじめのころは、より一層泣いていた息子ですが、よしよしして抱っこしていても泣き終わるまで30分かかっていたのが、部屋を移すようになってから5分、10分で泣き終わるように。
泣き終わると、かわいい声で「ママ、もう泣いてないよ。」と言います。ふすまを開けて、ぎゅーっと抱っこして「なんで泣いちゃったの?」と理由を聞きます。「だって、〇〇だったから・・。」と息子が理由を言います。「そっか。じゃあ、今度は〇〇しようね。」とか「でも、〇〇だからこうなんだよ。今度は泣かないで話してね。」と話します。
息子の泣き虫はこれで良くなったかというと、まったく良くはならず、小学校低学年くらいまで続きます💦
ただ、切り替えの時間は少しづつ短くなっていきます。

友だちに話したら「〇くん(息子)だから出来るんだよ。うちの子だったら、ふすまを破って出てくるわ!」と言っていました。
たしかに・・。その子の特性によって、効果もあるかないか分かりません。息子にとってもベストな方法なわけでもありません。今だったら・・どうするかな。
「あ、また泣いちゃうの!?」と笑って見てあげられるかもしれません。

仕事で0.1.2歳児と関わっているときに、泣き顔もかわいいと思えるようになった今、自分の子育てをやり直したいな・・と思ったりします。
でも、やり直しはききません。

このときのこと、大きくなってからも息子に何度も話しています。
「お母さん、手を上げたくなくて隣りの部屋に閉じ込めちゃって。そうするしかなかったんだけど、ごめんね。」と。
息子は笑ってます。

やり直しは出来ないから、今を大切にしようと思っています。
だからこそ、人とは違っても、わたしなりの子育てを楽しんでいます。