頼らない子育て

人と違うを楽しむ×子育て

わが子はグレー?発達障害?

先月、久しぶりに研修会に参加してきました。
発達障害に関する研修に参加したくて、勤務している園にお願いしたら、さっそく行かせて頂けることになって・・感謝です✨

発達障害だけでない、今増えている発達障害児と健常児の間にいる子についての研修会でした。
親として知っておけたらいいな、と思う部分をお伝えしたいと思います。

この発達障害児と健常児の間にいる子をどちらか分からない=グレーゾーンからグレーちゃんと呼んだりします。
今、自分で一生懸命勉強している息子。
小さいころ、グレーちゃんでした。

グレーちゃんって、もしかしたら響きが悪くて不快に思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、大きく言えばこの世界みんなグレーちゃんです。
グレー=個性だからです。
その個性がどれくらい強いか、生活に不便を感じるか感じないか、微妙な違いなのだと思います。
発達障害児と健常児の間にいる子と書き綴ったら、書きにくいし読みにくいので、好きな表記ではありませんがグレーちゃんと書かせてください。


息子がグレーではと思った理由は、
・社会性が乏しい(今もある方ではなく、小中9年間ほぼ同じ友だちと過ごしています)。
・初めての環境に慣れるまで時間がかかる(こちらは成長とともにだいぶ解消されてきましたが、修学旅行中お腹が何度も痛くなるのも、この名残かと・・)。
・何度も同じ失敗をする。また覚えるまでに時間を要する(興味のあることは別です)。
・ある事柄についての興味が深く、のめりこみやすい(小さい頃は標識が好きでした。戦隊もの・アンパンマンにも目をくれず、非常口ばかり追いかけていました。今はそれが歴史や文具に変わり、プラスポイントになっています)。


そのグレーちゃん、先生がおっしゃるにはこれからも増えます。確実に、というお話でした。
グレーな部分は誰もが持ち合わせているとして、周りにとって気になる行動として出る原因です。
1.発達障害(遺伝的要因)によるもの
2.保護者の育て方や養育環境によるもの
3.園環境とのミスマッチ
この中で保育者が減らせるのは3番です。
その子の安心できる環境作り、生活しやすい環境作りをする方法を教えていただきました。

親として出来るのは・・2番ですね。
でも、自分の子がグレーかどうかなんて、ほとんどの人は考えずに過ごしていると思います。

発達障害で、療育に通っていらっしゃる方は、子どもの状態を受容されている、もしくはしようと努力しているかたがほとんどです。
その時点で、もう前へ進んでいます✨

グレーちゃんの場合、親が子どもの気になる行動に気づいていない場合や困っていても、一時的と思っている場合があります。
周りから「行動が心配ですよ」と言われても「家ではそんなことはありません」とおっしゃる場合が多いそうです。
それは、集団でのその子の姿と家でのその子の姿が違うから。
見ている景色が違う、見えない景色を作っていると先生はおっしゃっていました。

たとえば、園では物への執着が強く、周囲の子に危害を与えているという姿が見られても、家で取り合う相手がいなかったら、その姿を親が見ることはありません。
家では落ち着いていられるDVDをずっと見ている。見せているということも(実際にいます)あります。
そんな環境でパニックになる必要はありませんから、困る行動と親も捉えません。
園では偏食がひどくても、家でその子が好きなものだけを与えている場合は同じ景色にならないので、親が困ることはありません。
知らないうちに、子どもが困らない=親が困らない環境を作っていることがあるのです。


「わたしたち保育者は子どものため、と思って保護者に一生懸命伝えようとしてしまう。でも、焦れば焦るだけ、保護者は逃げてしまいます。
タイミングを待ちましょう」と先生はおっしゃいました。
いままでの経験から、おっしゃる意味がすごく分かります。
受容って、簡単なことではないです。

わたしも非常口に興味を持っている息子を見た友人に「〇くん、もしかしたら自閉症じゃない」と言われて、深く傷ついたことがあります。
その人のため、その子のため、と思っても、それがうまく伝わらない。
なぜならその子を愛しているからです。



それでもあえて・・・。

親が早く気づけたら、早く気づけたぶんだけ子どもは変わります。
子どもの1年、半年、1か月はとても大きいものです。

心配な行動が見られたら、困った行動が続いたら、周りに「大丈夫?心配よ」と言われたら、まず自分の子とほかの子を第3者の目を持って見比べてみてください。
なるべく色々な子がいる中で、自分の子がどんな行動をするか観察しましょう。
わが子だけを見ていると分からなかったことが見えてくるかもしれません。


第3者の目をもって、大丈夫と思ったら様子をみましょう。
第3者の目をもったままです。
もしも、あれ。心配かも・・と感じたときには、保健センターや専門機関にご相談してみることも視野に入れてみて下さい。


残念なことですが、幼稚園や保育園では伝えられることに限界があります。
「心配なことがあります」と正直に話してくれる園もあるかもしれません。
でも、わたしが勤務したことのある園では、心配なことを伝えて、もし違っていた時に責任問題になるから何も言わない、という園もありました。
「大丈夫ですよ、様子をみましょう」と言いがちになります。


大切なのはわが子が発達障害発達障害でないかではなく。
グレーかグレーではないかでもなく。
何に困っていて、どんな手助け・療育方法をすればそれが改善されるのかということです。
レッテルを貼られるのでは、と恐れることはありません。
愛しているわが子のために、困っていることを相談してみましょう✨



Fくんのことで何度も書いていますが、発達障害の子に有効なこと(子育て方法)は、どの子にも有効なことです。
Fくんとの関わりで学んだことを、わたしも息子の子育てにたくさん生かすことができました。
簡単に試せることも多々あるので、このブログを通して伝えていきたいと考えています。

親が変わると子どもは確実に変わります。




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その子の個性を生かせるかどうか、親の接し方や育てる環境によって大きく違ってくるのです✨