頼らない子育て

人と違うを楽しむ×子育て

自閉症Fくんと昼寝の格闘

やっとWIFI飛びました♡
manaboの体験は、新しく買う予定の受験用ワークに取りかかるときに使いたいから・・・と息子が言うので、まだ使っていません。
今月末か来月初めには使うと言っておりますので、体験したら、またご報告させてください。


そして、ちょっと間が空いてしまいしましたが、わたしを成長させてくれた自閉症のFくんとの、1番の壁になった昼寝について今日は書かせていただきます。


昼寝が格闘ってなんだ、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、まさにわたしにとっては「格闘」でした。
もちろん、体と体の格闘ではありません。
心の格闘です。いや・・体も少しは入っているかも💦



入園当初、みんなと一緒に布団を敷いたときのことを、はっきり覚えています。
なんだろう・・と不思議な顔をしたFくん。
「ねんねだよ。お布団にごろんしてね」と伝えると、ニコッとしてごろん。
そのあと、すぐに起き上がってジャンプし始めました。
同時に奇声も。

一瞬、眠れるのか♡と思ったけれど、そんなにうまくいかないですね。



他の子の午睡の妨げになるからと、使っていない教室に布団と共に移されました。
環境を次々に移されて、パニック気味なFくん。
わたしも園も自閉症児についての理解があったなら、そんな思いをさせなくてもよかったのに・・。


Fくんは移された部屋から出ようとして、体当たりで何度も扉にぶつかりました。
奇声も激しく出ました。


布団に寝転がることは諦めて、その部屋にいられることが、まず第1の壁。
おもちゃで遊ばせてみましたが、それでもみんなが寝ている部屋に行きたくて扉に体当たり・・。



そんな日々が続いていたある日、T先生がいらっしゃってアドバイスを頂けました。
まずは、もっと狭くて、なるべく余計なもののない部屋を使用したほうがいいこと。
2週間など期間を決めて、午睡時に奇声を上げても反応せず様子をみること。
布団に入った時間や奇声を上げた時間、その時の対応を細かに記録を取り、経過を観察することになりました。


園の職員の中からは、Fくんを無理に昼寝させなくてもいいのではないか。
とは言っても、別の部屋で遊ぶと奇声が激しく、他児の迷惑になるので、外で遊べばいいという意見でした。
それって・・ただの邪魔もの扱いじゃないですか。

午前中からほとんどの時間を外で過ごしているのに、午後も外で過ごすって、まだ3歳のFくんにとって体力的にどうなのか・・。
それも心配でした。


T先生は、昼寝が絶対に必要というわけではないけれど、Fくんにとって気持ちや体を休ませる時間。オフの時間を作ることは大切とおっしゃいました。
寝るというより、静まる時間を作れるよう、まずは2週間、奇声とお付き合いです。
どんな奇声でも、笑顔のまま無反応。
またまた仏の境地。
顔が引きつる~~~~💦


奇声には①感情の表現と②自分を注目してほしいアピールの2種類があるので、感情の表現の場合はその感情を共有して、別の表現の方法を知らせていきます。
「よかったね。うれしいね。」「いやだったね。」などです。
注目してほしい場合の奇声については、無反応でいることが1番です。
反応すると続きます。
つば吐きと同じですね。


うちの子は自閉症じゃないから関係ないわ、と思われているかたもいらっしゃるかもしれませんが、どの子にも通じる方法なんです。
例えば、お店でお菓子やおもちゃがほしいと泣いている場合。
その場で無反応をすると周りの方に迷惑がかかるので、まずは抱っこして車に戻る、とか、
人のいない場所に移るとか、家に帰ってもOKです。
そのとき、こわい顔にならないでくださいね。
心掛けるのは無反応です。

子どもが落ち着いたら、にっこり笑って話しかけます。
「泣きやんでえらかったね。どうして泣いちゃったの?」
「○○がほしかったのね?」と気持ちを共有してから、それが買えるものなら「じゃ、今度買おうね。」と言ったり、買えないものなら、分かるように理由を話してあげたらいいと思います。
泣いたら買う。泣けば買ってもらえる。というしくみを作らないでください。


泣いている子どもに「家に帰ったらジュースあげるからね」となだめている親御さんや祖父母のかたを時々見かけますが、その場しのぎの優しさは子どもに良い影響は与えません。
話しをすり替えず、思いを通してあげられない理由をきちんと話してください。
小さいからまだ分からないわ、ではなく小さいからこそ、分かるように何度も伝える。
その子の周りにいる大人が同じ思いで接することが重要です。
毎日の関わりでその子が成長していきます。
親の関わり、そしてその子の周りにいる大人の関わりってすごく重要です。


家の中で泣いて思いを通そうとしているときに、この方法で対応していたら、外で足をバタバタして泣いて要望を通そうとする子には・・・もしかしたら、なりにくいかもしれません。
持って生まれた性格ももちろんあります。
でも、Fくんも変わっていきました。


Fくんは、1か月、2か月という大きなスパンの中で、午睡の時間について理解していきました。
前進ばかりじゃありません。
上手くいったり、もとに戻ったりしながら、少しづつ成長していきます。

T先生からも、「声を出すことで嫌なことからエスケープできるという間違った学習をしてしまうのでは、と心配していたが、大丈夫。Fくんは今は体を休める時間だということを理解しているね。」とおっしゃってくれました。
涙がぽろぽろでました。


そして、ある一定の時間を静かに布団に上で過ごせるようになりました✨
他児と同じ時間を布団の上で過ごすのは無理だったので、静かに過ごせた後は大好きなCDの機械をいじくらせてもらってご機嫌なFくん。
そんな時間を過ごしているうちに、本当に寝ることも時々あるようになりました✨
昼寝の格闘は出会ってから、卒園するまでの2年半ずっと続きました。



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